アイドルグループTokyo Cheer2 Partyが初のワンマンライブ『私達、Tokyo Cheer2 Partyです、ハイ！〜ついに、ファーストコンサートです！1年の計はチアチアにあり！2013年も君がはっぴーハッピーでありますように…〜』を6日、なかのZERO小ホールで開催した。ライブ中にサプライズで、ビクターから初夏メジャーデビュー決定を知らされると、メンバーは涙を流し、ファンと喜びを分かち合った。

　「全国のお父さん・若きサラリーマン・全ての頑張っている人を応援する」というコンセプトで活動するアイドル・Tokyo Cheer2 Party（トーキョー・チアチア・パーティ）。インディーズながら4thシングル「RISE」がオリコンウィークリーランキング11位に食い込むなど人気上昇中だ。今回、3期生3名を加え、18人体制となって初のワンマンライブに臨んだ。

　着物姿で勢ぞろいしたメンバーが、漢字一文字の書き初めで意気込みを表して初ワンマンがスタート。お馴染みのナンバーに加え、定期公演で披露している『劇団チアチア』の寸劇、ユニットによるカバーメドレー、そして昨年開催のオーディションで加入した3期生のお披露目など、盛りだくさんの内容で楽しませる。

　ライブ終盤「夢に向かって」を披露しようとしたところで突然、「チョット待ったー」と文化放送アナウンサー・砂山圭太郎の声が割り込み音楽が中断。客席から女性プロデューサーが着物姿で現れ、重々しい口調で「ここでチアチアファミリーの皆さん、メンバーに重大発表があります」と前置きするとメンバーは不安げな表情に。しかし「2013年初夏、ビクターよりメジャーデビューが決定しました」と聞き、まったく知らされていなかったメンバーは歓喜の悲鳴を上げ、ファンは「おめでとう」の声援を送った。

　さらにメジャー1年目のテーマを「春夏秋冬」に定め、新体制の三役に、リーダー・澤美帆、リーダー代行・原田里佳子、リーダー補佐・須永留奈を任命したことも告げられた。しかし直後に、喜びを実感する間もなく「夢に向かって」のイントロが再スタート。「自分はメッチャ泣いてて（笑）。でも感謝の気持ちを伝えられる歌なので、今まで以上に心を込めて歌えた気がしました」（須永）「格別でした！　今までで一番楽しかったね」（原田）と、家族や多くの人の支えであきらめず夢に向かっていく曲に、今の自分たちを投影したようだ。

　ライブ後に話を聞くと、既に気を引き締めた“三役”がいた。「メジャーデビューするからには、いままでインディーズだからと許されたところが、通用しなくなるじゃないですか、もっとメジャー感を出して、皆を引っ張っていけるようにしたいです」（須永）「今はメンバーの“プロ意識”に差があるかも知れない。18人が同じ高いモチベーションで同じラインに立たないといけないと思います。チアチアはメンバーの個性が豊かだけど、みんなが違う方向を見ているところがあるので、これから呼吸までピッタリ揃うようにしていきたい」（原田）「アイドルとしてやっていますが、メジャーデビューとなると“アーティスト”でもあると思うんですね。歌についても、今まで以上に一人一人が気持ちを上に持っていくことが絶対に必要だと思います」（澤）1位を取りたいです」（澤）

　「曲の最後にファミリー（ファン）の方が声を揃えて“やっぱチアチアだなー”って言ってくれるのがすごくうれしくて。支えられてやってきたなと思います」（澤）と、初のワンマン、メジャーデビューへと後押ししてくれたファンへの感謝があふれるメンバーたち。恩返しの意味も含め「これからが勝負。1位を取りたいです」と意欲に燃えるTokyo Cheer2 Partyの2013年が楽しみだ。

　なおTokyo Cheer2 Partyの所属する芸能プロダクション「オフィスジュニア」のオーディション情報が、現在発売中の月刊デ☆ビュー2月号特集「デ☆ビュー冬の特別オーディション2013」に掲載されている。