柴咲コウ、北川景子、ももいろクローバーZらが所属するスターダストプロモーション芸能３部のジュニア部門・3Bjuniorのイベント『スタダ芸能3部祭り2013』が5・6日、新木場・スタジオコーストで行われた。イベントには3Bjunior所属のユニットがライブに出演したほか、ももいろクローバーZのメンバー・高城れに、百田夏菜子、有安杏果の3B juniorからの卒業式、ももいろクローバーZによるサプライズライブも行われた。

　モデルや女優として活動する小中高生の女子が多数所属する3BJunior。そのなかからアイドルユニットとして活動するメンバーも増えてきており、昨年、紅白歌合戦初出場を果たしたももいろクローバーZも3BJuniorから生まれたユニットだ。『スタダ芸能3部祭り2013』は、同部署に所属するメンバーによる恒例のライブイベントとして人気を博し、今やももクロのブレイクによってプラチナチケットとなっている。

　オープニングアクトとして小中学生の女の子によるチアリーディングチーム「みにちあベアーズ」が登場。「みにちあ」のメンバーにもすでに多くのファンがついており、ファンからは名前を呼ぶ声が次々に飛び交う。そして芸能３部のジュニア部門から選抜されたユニット「3Bjunior」も歌とダンスを披露し会場を盛り上げた。

　続いて名古屋在住の中学生6名で結成され、今春メジャーデビューを控える『チームしゃちほこ』が、「正月だから気合入ってるんでヨロシク」とみかんのかぶり物で登場。「6人組なんですけど、5人受験生。受験生にとって冬休みは最後のチャンスなんですよ。スタッフ、お前ら馬鹿なのかーっ？」と毒づくとファンは大喝さい。最後に、5月3日にZEPP NAGOYAでのライブを控える6人は「ここに来た人は絶対に来てほしい！約束だからね！」とアピール。

　さらに、ももクロの妹分として注目度上昇中、「king of 学芸会」を掲げて活動する9人組ユニット『私立恵比寿中学』が登場すると会場の盛り上がりもMAXに。メジャー1stシングル「仮契約のシンデレラ」「オーマイゴースト?〜わたしが悪霊になっても〜」などを一気に披露。「今年はヘビ年だと思っている人も多いと思うんですが、今年もエビ年です」と、今年のさらなる「エビ中」の飛躍を宣言した。

　ユニットのライブが終わると、高校を卒業するメンバーの3Bjuniorからの卒業式が取り行われた。卒業生の一人、藤白すみれは「私はスターダストに入って5年目になるんですけど、事務所に入ってすぐに活動したのがももいろクローバーでした。れにちゃん、かなこ、しおりんと一生懸命、短い時間だったけれどすごく楽しかった」と振り返った。

　そして、実はすでに高卒だが、3Bjuniorからの卒業式が行われていなかったももいろクローバーZの高城れにが挨拶に登場すると、ひときわ大きな歓声が上がった。「私がスターダストに入ったのは13歳だったんですよ。気付けば19歳となり、3Bのなかにいたらオバサンって言われちゃうかも知れません。ちょっと！　みんな、若い子にしか興味ないとか言わないでくださいよ！」と、まずは自虐ネタで笑わせる。

　「さっき（藤白）すみれが言ったように、ももクロにいろいろ歴史があるように3Bにもたくさん歴史があります。そんななか、私はちょっと1年留年しちゃったんですけど（笑）、私はももクロの前から3Bだから特別なものなんです。卒業するのは悲しいんですけど、これからも個人としてももクロとしても頑張っていけたらいいと思うし、皆さんにも応援してもらえたらいいなって思います。そしてまだまだ歴史を更新し続ける3Bを皆さん応援よろしくお願いします」と卒業生答辞を述べた。

　卒業セレモニーが終わり暗転、「ももクロ」のオーバーチュア―が流れると、ファンは今日イチの大歓声。ももいろクローバーZメンバー全員が登場し。インディーズデビューシングル「ももいろパンチ」と最新シングル「サラバ、愛しき悲しみたちよ」立て続けにパフォーマンスするなど、特徴的なセットリストでスタート。

　ももクロおなじみの自己紹介で、高城が「19歳の“毎日ヒロイン”です」と言うと。佐々木彩夏が「ももクロ最年少、中学４年生の16歳です」と続き、玉井詩織も「おお！　そっちですか？」と「17歳の中学５年生です」と応じると、「数字って怖いね！　私中学７年生だよ！」と高城がオトす。

　その後も高城はMCで暴走。「卒業証書ぉ？　卒業証書のために3年間頑張ったんじゃねえぞ！　いいかボンクラたち、（ももクロに）お前らもだ！　働け―！　ちょっとここらで働きたくなったから、お前らに見せたいものがある、出てこーい」と、本日出演のメンバーを呼び出し、全員で「また明日」を歌唱。大ブレイクを果たしたももクロと、その活躍にあこがれるブレイク予備軍の芸能3部メンバーによる新春らしく華やかなステージは幕を閉じた。

　なお、翌6日には百田夏菜子と有安杏果の卒業式が行われたが、その模様は2月1日発売の月刊デ☆ビュー3月号に掲載。また、現在発売中の月刊デ☆ビュー2月号には、みにちあベア―ズとチームしゃちほこが登場している。