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2012/10/30 18:31
新生『RENT』開幕!ついにケツ解禁!?
日比谷シアタークリエにて10月30日から上演される、賀来賢人主演のミュージカル『RENT』の初日前日に、囲み取材と公開稽古が行われ、主要キャストと、日本版リステージ演出を担当したアンディ・セニョール Jr.氏が会見に登場。
1996年の初演以来ブロードウェイで12年4ヵ月のロングラン、世界15ヵ国で各国版の上演、2006年には映画化もされた超人気作。2011年にオフ・ブロードウェイで、オリジナル版の演出を手掛けたマイケル・ダグラフによる新演出版が上演され、今作は、その“新演出版”『RENT』の日本初上陸となる。
そんな日本のみならず世界で愛され続けている『RENT』で、主人公・マークを演じる賀来は「1秒も無駄がないくらい濃密な稽古をしてきて、キャストスタッフ含め最高なコミュニケーションが取れてるので、もう自信しかない!というか、もうやるしかないって気持ちです」と自信たっぷりで意気込みを語った。Wキャストで、ロジャーを演じるジュリアンは「もう待てない。早くお客さんの前でやりたい!!」と待ちきれない様子。同じくロジャー役の中村倫也は2日目が初日とうことで「(明日の初日公演は)僕は出てないので、酒でも飲みながらみんなの成功を祈っていようかな」と話し、みんな笑いを誘い、「僕にとっては2日目が初日なんですが、自分たちがやってきたことを信じてやるだけ。お客さんに楽しんでもらえれば」とコメント。
今回、43歳にして初ミュージカルに挑戦する、Skoop on SomebodyのTAKEは「若いみんなに囲まれてパワーをもらっている部分もある。自分がやってきた歌っていう部分で、逆にそのパワーをみんなに返したい。苦労したのはセリフ。でも、アンディやみんなに“TAKEさんの思うように自分の言葉で伝えてくれ。その方がリアリティあるから”って言われて、演技しなくてもいいんだっていうことで、すごく世界が広がりました」と笑顔でコメント。
また、Wキャストでモーリンを演じる上木彩矢は、初日を前に「楽しみです。前々からずっと言ってましたが、いよいよケツを出すので、ついにケツ解禁なので!」とお尻を出すシーンへの想いをコメントすると、キャストからは「ボジョレーヌーボーじゃないんだから(笑)」と突っ込みを受けて、場内も爆笑。同じくモーリンを演じるソニンはこの舞台の後、NYに留学するということで、「この作品も舞台NYなので、行く前に、日本でこの舞台をやれることが光栄だし、前回ミミとして参加できて、今回はモーリンとしてまたRENTカンパニー参加できるってことが光栄でしかたない。思いっきり残すことなく、プリっとお尻も出して、何もかもさらけだして、みんなと濃い時間を過ごしていきたいと思います」と意気込みを語った。
本誌でも募集記事を掲載した『RENT』キャストオーディションにより、3188名の応募の中から選ばれたキャストによって、上演される新生『RENT』の日本版リステージを担当したアンディは「特に特定の何かを探そうということでキャストを選んだわけではなくて、人間としてとても美しい、もしくは魅力的な側面が見えるか見えないかっていう部分で選ばせて頂きました。役者としてではなく、人間としてそれぞれユニークであるということを重点において」とキャストの選出理由を語り、「演じているのではなく、本当にそこに人間が生きていると実感してもらえる。それはなかなか難しいことだけど、今回はそれを達成できた」と日本版の新生『RENT』への自信を覗かせた。
最後に座長を務める賀来が「やることは全部やった。あとはそのやったことを出すだけ。ここまでいろんな人に見てほしい、って思った作品ってないので、ホントにいろんな人に見て欲しい。深いこと考えずに前知識とかなくて観ても、曲の力だったり、愛というテーマだったり、ホントに素晴らしい作品なので、とにかくたくさんの人に見て欲しい。1回観た人はもう1回観て、で、いろんな人に広める…くらいたくさんの人に見て頂けたら嬉しいです!!」と猛アピールした。
ミュージカル『RENT』は、10月30日(火)〜12月2日(日)まで、日比谷シアタークリエで上演され、12月6日(木)〜9日(日)まで、兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演される。
なお、発売中の『デ☆ビュー』11月号では、賀来賢人のインタビューを掲載。また、11月1日発売号の『デ☆ビュー』12月号では中村倫也のインタビューを掲載。