ハロー！プロジェクト研修生出身の7人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)が、初の単独ライブ『アップアップガールズ(仮) 代官山決戦(仮)』を、2日、東京・代官山UNITで開催した。ライブの終盤には、単独ライブの第2弾が12月に開催されること、そしてタワーレコードが主宰するアイドルレーベル“T-Palette Records”に参加することが発表され、メンバーたちは感激の表情を浮かべた。

　この夏、さまざまなイベントライブや地方キャンペーンなど、ほぼ毎週、時には連日ライブを行ってきた7人。この日の単独ライブは、この夏の集大成的な意味合いで、メンバーの気合いも大きなものだった。

　結成して約1年半、この日は彼女たちにとっての晴れの舞台だったが、やはりトレードマークである(仮)マークの衣装で登場。ただし、ジャケットをはおった、いつもよりややゴージャスバージョンの(仮)衣装だ。

「とうとう、この日が来ました！ 私たちの初の単独ライブ。この夏、最高の思い出を作りましょう！」と叫ぶ仙石みなみ(21)。ライブは『イチバンガールズ！』からスタートした。そして、この日会場先行発売された新曲『なめんな！アシガールズ』『マーブルヒーロー』を立て続けに披露した。

　この夏だけで新曲を10曲制作することを目標にしてきたアップアップガールズ(仮)。この日も未発表曲だけで5曲を初披露。すでに夏のイベント内で発表済みの曲を合わせると、新曲は10曲を超えた。メンバーは新曲について「『You're the best』はイントロのチャイムが印象的な、学園もの。恋する男の子目線で歌った歌詞がかわいい曲です」(新井愛瞳・14)、「『チェリーとミルク』は、恋に悩む高校生の歌。上品なダンスがお気に入りです」(佐保明梨・17)など、それぞれお気に入りポイント紹介した。

　また、この日のステージでは、モーニング娘。のカバー2曲も披露。実は彼女たち、今でこそ多数のオリジナル曲を持っているが、つい半年前まではオリジナル曲がまったくなく、結成から約1年は、ライブでもハロー！プロジェクトの先輩の楽曲をカバーしていた。

　この日歌ったのは『気まぐれプリンセス』と『みかん』。佐藤綾乃(17)は「『気まぐれ〜』は今の私たちののダンススキルを観てもらいたいと思って、また『みかん』は歌詞がすごく前向きで、今の私たちに合っていると思って、歌いました」と紹介した。

　後半のステージでは『アッパーカット！』『Rainbow』『お願い魅惑のターゲット』といった、ファンにはおなじみの盛り上がりナンバーが続々登場しヒートアップした。

　そしてアンコールは、彼女たちにとって初めてのオリジナル曲になった『Going my ↑』からスタート。感慨深そうな表情の彼女たちに、いきなりのサプライズ報告が。まず、早くも単独ライブ第2弾が決定。12月15日に、東京・ラフォーレ六本木で開催される。収容は1000人規模ということで、約600人の今回の会場の2倍近くの規模だ。

　続いてサプライズPart2として、今度はステージにタワーレコード社長・嶺脇育夫氏が登場。同社が主宰するレーベル“T-Palette Records”よりアップアップガールズ(仮)のCDがリリースされることが発表された。今後は、リリースだけでなく、イベント、宣伝キャンペーンなどタワーレコードとの積極的なコラボが期待される。

　メンバーたちは最初実感がわかない様子だったが、次第に感激の表情を浮かべた。そしてラストは、メンバーとファンとの絆を表したような『サイリウム』で幕を下ろした。

　最後に「ずっと単独ライブを夢見てきて、今喜びがこみ上げてきます。単独ライブの夢は実現できたけど、ここで終わりじゃない。メジャーデビューする！もっとオリジナル曲を増やす！など、次の目標に向けて頑張ります」(仙石)、「みんなでうれし涙を流せるように、ずっとずっと走り続けていきたいです」(古川小夏・20)と感激の表情で語った。

　走り続けることをまだまだやめない彼女たち。この後も、9月23日（日）の『アップアップガールズ（仮）〜アフター代官山決戦（仮 ）〜』（T-FMホール）などイベントライブ出演が予定されている。なお、仙石みなみが男装を披露しているグラビアが現在発売中のデ☆ビュー10月号に掲載。またアップアップガールズ(仮)を輩出した「ハロプロ研修生」の新メンバーを募るオーディションが現在開催中。詳細はwebデ☆ビューのトップページから見ることができる。