愛媛のご当地アイドル・ひめキュンフルーツ缶（ひめキュン）のメンバーが総出演する映画『へっぽこエスパーなごみ！』が8月18日より全国ロードショー。オール愛媛ロケの同映画は、8月4日より、ひめキュンの地元・松山市のシネマサンシャイン衣山（愛媛県）にて、先行公開される。

　2010年に誕生した愛媛発のご当地アイドルユニット・ひめキュンフルーツ缶。2011年に『恋愛エネルギー保存の法則』でCDデビューを果たし、オリコンインディーズチャートで1位を獲得するなど、地元・松山のライブハウス『ひめキュンホール（松山キティホール）』を常設会場にした定期公演を軸に、地元の活性化を使命に活躍を続けている。

　現在は、センターで今作の主役を務める岡本真依を中心に、天使キャラの河野穂乃花、ツンデレモデルキャラの菊原結里亜、元『ミンティアガール』愛媛代表の奥村真友里、最年長の新体操少女・谷尾桜子の5人の少女たちで構成されているひめキュン。

　そんな彼女たちが出演する映画『へっぽこエスパーなごみ！』は、愛媛のとある私立女子校に集った、超能力を持つ8人の転校生が繰り広げるコメディータッチの青春映画だ。ストーリーの鍵となる彼女たちの超能力は、「たった5文字の表層心理しか読みとれないテレパシー（しかも能力を使うと腹痛が）」や、「100円ライターをほんの5センチしか動かすことが出来ないサイコキネシス」など、どれも『へっぽこ』なものばかり。

　しかし、時に傷つき、時に涙しながらも、それぞれの中途半端な能力を精一杯発揮することで、未来に必ず起こると予言された殺人事件に立ち向かってゆくストーリーとなっている。原作は、2001年に発売された直遊紀（酒井直行）の『へっぽこSPなごみ！』。ひめキュン定期公演での舞台化、CDでのオーディオドラマ化を経て、今回の映画化が実現。同映画では、キャラクター設定はそのままに、舞台を警視庁から学園へとチェンジし、卒業メンバーも含めた総勢8人のフルメンバーが出演している。

　オール愛媛ロケで、ひめキュンメンバーの懸命に頑張る姿が見どころとなっている映画『へっぽこエスパーなごみ！』は、8月18日より新宿バルト9（東京）ほか、東映系ティ・ジョイにて全国6都市で順次公開される。なお、ひめキュンフルーツ缶をはじめ『TIF2012』に初出場するアイドルたちに取材を行った総力特集『直前予習！TIFのしおり』が、8月1日発売の月刊デ☆ビューに掲載される。