九州発のアイドルグループ・LinQが、ニューシングル「シアワセのエナジー／祭りの夜〜君を好きになった日〜」の発売に合わせた東京公演、「東京ワンマン2days〜ム・リ・シ・マ・シ・テ〜」を恵比寿LIQUIDROOMで開催した。

　全19名でやってきたLinQによる東京ワンマンを期待するファンで、恵比寿LIQUIDROOMのフロアは満員状態。2日目は、発売されたばかりのニューシングルに収録の「幸せのエナジー」で幕開け。19人が個性あふれる自己紹介をするなか、東京初登場となる新メンバーの2人、福山里奈（12）と舞川あや（20）もお披露目された。

　総長（リーダー）の上原あさみは「2人は福岡の公演をあまり経験をしていないのに東京に来ちゃったけど、元気に頑張ってくれました。1日目が終わったら2人とも号泣しちゃって。30名以上いるメンバーの代表で来ているという気持ちで」と新メンバーをねぎらう。中学1年生の新メンバー福山がおずおずと「ステージに立ったらめっちゃ緊張して振りとか飛んじゃうけど…」と挨拶すると「飛んだらダメです！」と上原がぴしゃり。「リーダー脅さないで！」と全員がツッコミを入れる一幕も。

　「Wake up」でのかわいいパジャマ姿や「チャイムが終われば」での制服＆女教師姿、そして桜の「Sakura物語」のセクシーなパフォーマンスなど、多彩なユニットの組み合わせで飽きさせない。さらに東京公演では聴けなかった「Grown up」「雨にぬれても」などもセトリに加えて、在京ファンを喜ばせた。そして唐突に、お姉さん組の「LinQ Lady」vs妹組の「LinQ Qty」によるリンボー対決がスタート。大縄をリンボーダンスでくぐって、早押しクイズにモノマネをしながら答えるという特殊ルールでの対決だったが、高木悠未は「？」のつくクオリティながら「ビートたけし」「スティッチ」のモノマネで大暴れだった。

　ラストスパートは、活動拠点である地元福岡への愛を歌った「フクオカ好いとぉ」と、この季節にふさわしい「祭りの夜〜君を好きになった日〜」で、まさにフロアは“祭り”の興奮状態。「替え玉」コールに応えて登場したメンバーは「カロリーなんて」でヒートアップさせた後、「桜を見上げて」でしっとりと締める。「たまには聴かせるLinQもかっこいいと思ったんだけど…」という総長だったが、まだまだ騒ぎたいというファンのために大サービス。「カロリーなんて」と「For you」をマッシュアップした「For youなんて」で大盛り上がりのうちにライブは終了した。

　声をつぶしたメンバーも続出するなか、体調不良のメンバーをカバーしながら直前のフォーメーションチェンジにも対応して乗り切った東京ワンマン。最後に総長はファンに向けて「今日、こんなに大きなリキッドルームなんて、ホントにムリシマシテ（笑）。でもこの光景を見ていると無理したけど贅沢すぎるほどのステージを与えてもらったと思います。みなさんと一緒にこれからも強く強く歩いていきたいなと思います。これからも私たちについて来て下さい！」とメッセージを送った。

　8月には日本最大級のアイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL 2012』への出演も決定しているLINQ。福岡から全国へ駆けのぼる彼女たちの姿は必見だ。なお8月1日発売の月刊デ☆ビュー9月号では『TOKYO IDOL FESTIVAL 2012』に初出場するアイドルをフィーチャーした『直前予習！TIFのしおり』を特集。はじめてアイドルフェスに参加する読者にも役立つガイド本となっている。