アイドルシンガー・小桃音まいが、最新シングル「Magic Kiss」の発売を記念したインストアイベント『小桃音まいひとりリクエストアワードbest10』を7日、タワーレコード渋谷店で開催した。小桃音にとって思い入れの強い１stシングル曲「Dreamscape☆」と、転機となる移籍後第1弾の新曲「Magic Kiss」がワンツーフィニッシュを果たし、歌い終えた小桃音は思わず涙ぐんだ。

　『小桃音まいひとりリクエストアワードbest10』とは、小桃音まいの楽曲の中から、ブログやツイッターでのファン投票でベストソングを選び、ベスト10から順に10曲披露するという企画。しかしフタを開けてみると、唯一のバラード曲「さくら、咲くころに。」や、「初めていただいたオリジナル曲で、隠れた名曲として思い出の曲」と言う「ちょっとLOVEしてるんだってば」など「小桃音的に意外な曲」が多くランクイン。

　「一番意外だった」というのは、8位にランクインしたシングルに入っていない曲「Peace in MYTH!」。小桃音も「ドラマＣＤ（リプル☆リプルTwinkle Show!） に出させていただいた時に、ボーカロイドの役をやったときのキャラソンなんです。ツンデレなセリフもあって、自分のiPodでこの曲が流れてくるとすごい恥ずかしくなっちゃう曲なんです。この曲も忘れ去られることなくランクインしていて、皆さんの選曲がすごくシブイな（笑）と実感しました」と驚いていた。

　ライブ終盤には「デビューしたてで、持ち歌が無かったころには、「なのです☆」を3回リピートして終わりとか、そういうライブ時代もあったんですけど。3年経って、今こうやって皆さんに好きになってもらった曲を10曲もライブで歌わせてもらうことができて本当に嬉しいです」と改めて感激した小桃音。

　ベスト3は「強制アンコール（笑）」のなかで発表された。第2位には3日に発売されたばかりの新曲「Magic Kiss」、そして1位には１stシングルのタイトル曲「Dreamscape☆」がそれぞれランクインした。すべて歌い終えた小桃音は涙声で語り始めた。「「Magic Kiss」は事務所が変わってから（ポニーキャニオンアーティスツへ移籍）の第1弾ということで凄く気合いも入ってます。裏テーマじゃないんですけど、シングルのＧパターンに使われているジャケット写真の裏表紙を開くと、「Dreamscape☆」のジャケットにそっくりな角度で撮られた写真が使われているのを気付いてくれましたか？　そしてそのCDの帯には作詞家のYUMIKOさんが“新しいページを開こう、Dreamscape”って書いてくれてるんですよ。大切な曲のフレーズを一番新しいCDの帯に書いてもらえることがスゴく嬉しくて。大切な2曲が並んでランクインしていることが凄く嬉しいです」。

　続けて「でも、でもでもいつか、次に出る曲には「Dreamscape☆」を抜いてもらいたいという思いもあって。１stシングルが最高の曲っていうグループさんも沢山あるとおもうんですけど、それをどんどんぶち壊して“まいにゃ（小桃音の愛称）の一番新しい曲が一番いいよね”って言ってもらえるのが私の理想なので、皆さんに愛してもらえる曲をたくさん歌えるように、これからも頑張って行きたいと思います」と言いきると、「皆さんに選んでもらった曲を発表するだけなのに泣いちゃったあ」と涙が止まらなくなり、その姿を見たファンからは自然と“まいにゃ”コールが沸き起こった。

　「Magic Kiss」の発売記念イベントは8日（日）が最終日。青海・MEGA WEBで行われる「小桃音まい「Magic Kiss」発売記念イベント in MEGA WEB」（入場無料）には桃井はるこ、アフィリア・サーガ・イーストがゲスト出演。『ライドワンカフェ』で接客のお手伝いをするスペシャル企画も実施される。また「Magic Kiss」は『アッコにおまかせ！』（TBS系）の7月度エンディングテーマにも選ばれている。

　なお、小桃音まいが所属するプロダクション「ポニーキャニオンアーティスツ」ではアイドルユニット、シンガー、タレント、女優、声優を広く募集するオーディションを開催中。応募資格は25歳までの男女。応募の詳細は現在発売中の『月刊デ☆ビュー』8月号に掲載。8月号には小桃音まいのインタビューも掲載されており、デビューに至るまでのエピソードや、事務所について、また新人オーディションへの期待などを語っている。