平成『仮面ライダー』シリーズ14作目となる『仮面ライダーウィザード』の制作発表記者会見が27日に開催され、主人公仮面ライダーウィザード／操真晴人を演じる白石隼也をはじめ、奥仲麻琴、戸塚純貴、高山侑子、小倉久寛キャストが登壇した。

　『仮面ライダーウィザード』は、魔法の力を宿した宝石が埋め込まれた指輪で変身。人を絶望させようとする魔物「ファントム」と、さまざまな魔法を駆使して戦い、人々に希望の指輪を配る仮面ライダーだ。

　ウィザードに変身する操真晴人役／白石隼也は第20回『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で準グランプリを獲得して芸能界入り。今回のキャスティングの報を受けて「ほんとに素直に嬉しかったですね。長い歴史と伝統があって、小さいお子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、どの世代にも通じる作品に出演できることを光栄に思います」と挨拶。

　白石は指輪をベルトにかざす変身ポーズも披露。「骨董屋の輪島さん（小倉）がいろんな指輪を作るんですね、その指輪ごとに出てくる魔法が違って。実際に使えるようなカッコいい魔法から、全然使えない笑える魔法までいろいろあるので注目してほしいですね」と見どころを語った。

　白石のほかにもフレッシュな新人が揃う。人間なのか魔物なのか全てが謎の少女で本作のヒロイン・コヨミ役には、アイドルグループ・ぱすぽ☆のメンバーとしても活躍する奥仲麻琴。「もしかして私、変身するんじゃないかって思って、ちょっと心配になったんですけど、でもしなかったんですけど（笑）。占いの力を駆使して、晴人をサポートしていく役です」（奥仲）

　魔法使いを志し、晴人に弟子入り志願する青年・奈良瞬平役には、『第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト「理想の恋人」賞』受賞した戸塚純貴。「瞬平は人を疑わなくて、純粋無垢。ムードメーカーでありトラブルメーカーでもあるというところが、僕自身に似てるんじゃないかなって思っています。僕が俳優として、大好きな地元・岩手を盛り上げるために上京してきたんですが、今回は東北のみならず、全国に明るい元気と勇気を届けていきたいです」と抱負を語った。

　魔物事件に巻き込まれる新米刑事・大門凛子役には高山侑子。「熱血女刑事という役なんですけど、子供たちに刑事として見本になれるように、1年間頑張りたいと思います。私は父が自衛官で、今回警察という役を演じさせていただくので、父のような人を守る気持ちを演じられるように頑張りたいと思います」（高山）

　脇を固めるのはSETのベテラン小倉久寛。ウィザードの指輪を創り出す、骨董店『面影堂』の店主・輪島繁役を演じる。「残念ながらと言うか当然ながらというか、僕は変身しません。僕の役は謎を秘めていて、ウィザードの誕生に関係あるようなニオイがしてるんです。最後には一回ぐらいでも変身出来ればいいなって、ちょっと思ってるんですけど。ライダーキックとか…古いですね」（小倉）

　またこの日、ゴールデンボンバーのボーカリスト・鬼龍院翔が主題歌を担当してソロデビューを果たすことが発表された。キャストとともに舞台に立った鬼龍院は「歴史ある仮面ライダーシリーズの主題歌を歌わせていただけるということで、光栄に思います。ゴールデンボンバーはメンバーの心がバラバラになってるんで、多分主題歌うのも会見終わってツイッターで知ると思うんですけど。あとは憧れのGacktさんに近付けたかなと思って、個人的にそこが嬉しいです」と語った。

　最後に主演の白石が代表して「このスタッフ、このキャストだから出来る、いままでにない新しい仮面ライダーを作って行けたらいいなと思います。ウィザードは、希望を失い絶望してしまった人々を助けることのできるヒーローなので、僕等も僕等にできることを精一杯やって、みなさんから深く長く愛される作品にしたいと思います」と挨拶した。

　仮面ライダーウィザードは9月2日（日）朝8時から放送スタート。