ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンのキャスト総勢44人による、テニミュ史上初の大運動会が5月13日、東京・有明コロシアムで開催され、同ミュージカルのキャラクターに扮したキャストたちが舞台を飛び出し、紅白に分かれて、二人三脚や玉入れ、障害物競走や騎馬戦などの競技で対戦。昼・夜合わせて約1万人を動員した。

　ミュージカル『テニスの王子様』とは、『週刊少年ジャンプ』（集英社刊）にて連載された大ヒットマンガ『テニスの王子様』を舞台化した作品（通称：テニミュ）。03年春に1stシーズンの初演が上演され、7年間にわたる1stシーズンが終了したのち、2010年8月から2ndシーズンが始動。若い女性を中心に圧倒的な人気を誇るミュージカル。

　オープニングでは、学校ごとに選手が入場。その後、紅組代表・越前リョーマ（小越勇輝）と白組代表・手塚国光（和田琢磨）による選手宣誓が行われ、競技開始。二人三脚では、青学・大石秀一郎（平牧 仁）＆菊丸英二（小関裕太）のゴールデンペアや、山吹・南 健太郎（早乙女じょうじ）＆東方雅美（寺山武志）の地味's（ジミーズ）など定番のコンビはもちろん、普段は見られないキャラがコンビを組んで対戦したり、制服早替えレースでは、青学・桃城 武（上鶴 徹）や聖ルドルフ・柳沢慎也（陳内 将）が、山吹の制服を着るなど、他校の制服姿を見られたり、キャラクターたちのレアな姿に観客も大盛り上がり。

　中盤の結果発表では、白組80点に対して紅組は35点の大差が……。その後の応援合戦では、ポンポンを使ってのチアダンス（紅組）やみんなお揃いのリーゼントにサングラスでパフォーマンスをしたり（白組）、紅組・千石清純（聖也）がアクロバットを披露したり、白組・不二周助（三津谷 亮）が一輪車パフォーマンスを披露。「ポンポンのみんなが可愛かった」ということで、紅組が勝利し、挽回を図るも、綱引きや騎馬戦では白組が勝利を収め、勝敗は大運動会最後の勝負・紅白リレーへと託される。各組2チームが出場し、同勝負は紅組のアンカー・跡部景吾（青木玄徳）がぶっちぎりでゴール。

　全9種目を終えての結果発表は、紅組115点に対して、白組160点を白組が勝利を収めた。白組代表・手塚にトロフィーが授与され、副賞として極上スイーツが用意されていると発表されると、キャストたちは大盛り上がり。テニミュ史上初の運動会を体験した紅組代表・越前は「これ、まだ練習ですよね？ 次は絶対勝ちましょう！ オレたちは上に行くよ!!」とコメント。見事勝利を収めた白組代表・手塚は「みなさんの応援があってこその勝利。夜も勝ちます！」と力強く宣言。最後には、キャスト全員でミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンの新アンコール曲『Jumping up！High touch！』を歌い、大盛り上がりの大運動会の幕を閉じた。

　5月19日からは、テニミュ2ndシーズンの4公演が順次公開される『テニミュ映画祭』が開催され、7月13日からは、ミュージカル『テニスの王子様』青学vs立海の公演がスタートする。

　なお、現在発売中の『デ☆ビュー』6月号には、不二周助役の三津谷亮と、木更津 敦・亮を演じている廣瀬大介が登場。彼らのインタビューが掲載されている。