倉科カナ、二階堂ふみ、橋本愛など若手女優の活躍が目覚ましいソニー・ミュージックアーティスツ（以下SMA）が女の子ばかりの劇団「ハーベスト」を結成。その旗揚げ発表記者会見が29日に行われた。メンバーは、昨年同社が行った女優発掘オーディション「アクトレース」で、11,704名の中から一次の書類審査、二次の面接・実技審査を経て選ばれた14名。平均年齢は13.7歳だ。

　劇団名の“ハーベスト”には、“her best”＝“団員たちがそれぞれベストを尽くして切磋琢磨する”という意味と、“Harvest”＝“育成の成果、収穫を舞台で披露する”というふたつの意味が込められているという。記者会見ではSMA顧問のアナウンサーでタレントの徳光和夫が司会を務めたが、「劇団を旗揚げするのはSMA始まって以来、初の試みです。あくまで女優として育てていくということで、AKB48やアイドリング!!!、ましてや中国のAK96などとは別物なのであります」とオリジナリティーを強調。自己紹介を兼ねた挨拶では、目標とする女優をそれぞれが語ったが、吉高由里子や長澤まさみなど全員がSMA所属以外の女優名を挙げ、苦笑する場面もあった。
　
　さらに、SMA所属のお笑い芸人・響のムチャぶりで「モノマネ」を披露したり、ふたりが相手役となって「愛を告白する場面」「暴漢に追われて助けを求める場面」などシチュエーションを決めて演技も披露。全員が元気いっぱい人前での初の演技にチャレンジしたほか、北海道出身の小学6年生、久保田紗友が「いつも全力を出せるように頑張ります」、最年長17歳のキャプテン・青山美郷は「たくさんの方から愛される女優を目指して頑張ります」と抱負を語った。
　
　メンバーの内訳は、12歳が3人、13歳が2人、14歳が6人、15歳が2人、17歳が１人と、小学生から高校生までの14人だが、さらにこの中から１人が、今夏放送予定の地上波ドラマのヒロインに選ばれるというから楽しみだ。
　
　なお、劇団「ハーベスト」の旗揚げ公演『開演します！〜girl’s up! up!』が、東京・中目黒の「Woody Theatre中目黒」で、３月30日〜4月1日の3日間上演される。演出、脚本は劇団レトロノートの中村公平と小林佐千絵。詳細はhttp://her-best.net/をチェック！