俳優の松坂桃李が、『第85回キネマ旬報ベスト・テン』において、映画『僕たちは世界を変えることができない。But,We wanna build a school in Cambodia.』と『アントキノイノチ』の演技により、新人男優賞を受賞した。受賞作となった映画『僕たちは〜』のDVDとブルーレイは3月9日に発売となる。

　『僕たちは世界を変えることができない。But,We wanna build a school in Cambodia.』では、主演の向井理とともに大学生の本田充役で出演。一見遊んでそうに見える外見とその行動とは裏腹に、日常にどこか物足りなさを感じている本田が、主人公・コータたちと出会い、その思いに共鳴することで、“カンボジアに小学校を建てる”という目標に向かって、人間としての成長を遂げていく姿を見事に演じきった。

　松坂にとってこの映画のロケで訪れたカンボジアが初海外で、大きな衝撃をうけ、自身にも大きな変化がもたらされたという。松坂は、芸能界を目指す読者のためのオーディション情報誌『月刊デ☆ビュー』（オリコン・エンタテインメント刊）で行われた読者アンケートでも『2012年ブレイクする若手俳優』でも第1位に選ばれており、同誌2月号のインタビューに答え「2012年は初めてのNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』があって、そのほかにも初挑戦のお仕事が続くので、2011年以上にがんばりたいです。で、役者としても人間としても、さらに成長したいです」と語っている。